家計の見直しのポイント
家計の見直し、何から始める?
節約したい、貯蓄に回すお金を増やしたい…
そう考えても、どこから手を付けていいか悩むところ。
家計簿などで自分の収支を把握したら、支出を分類分けして見直していきましょう!
固定費と変動費
家計における支出には”固定費”と”変動費”があります。
《固定費》
- 居住費(家賃、住宅ローン)
- 公共料金(電気、水道、ガス)
- 保険費
- 通信費
- 教育費
- 固定資産費
《変動費》
- 食費
- 交際費
- 娯楽費
- 旅行費
- 雑費
- 冠婚葬祭
まず見直すべきなのは固定費!
固定費は一度見直して削減できれば、その後長期間に渡って支出を減らすことができます。
ここからは固定費の見直しについて項目ごとにポイントを整理していきます。
居住費の見直し
賃貸物件にお住まいの場合
まず思い浮かぶのは月々の家賃を下げることですよね。
すぐに引っ越しができる場合は、今より家賃の低い物件を探してみましょう。
※家賃の低さだけでなく、治安や生活に必要な環境などきちんと見極めての部屋探しが重要です。
すぐに引っ越しができない場合、家賃交渉をするのもひとつの方法です。
- 隣にビルが建設されて日当たりが悪くなった
- 近くのスーパーがなくなって利便性が悪くなった など
具体的な理由が必要になりますが、交渉次第では家賃を下げられる可能性があります。
持ち家にお住まいの場合
現在借りている住宅ローンの内容や金利を改めて見直し
より低金利のローンに切り替えることで、返済負担を下げられる可能性があります。
ただし住宅ローンの借り換えには手数料が必要となります。
借り換え手数料の額は金融機関によって異なるので、十分にシミュレーション・検討したうえで行いましょう。
住宅ローンの金利は年々下がり続けています。
10年以上前に住宅ローンを借りた方は、一度金利のタイプや値を確認してみましょう。
保険の見直し
保険は状況に応じて必要な保障が異なります。
見直しといっても「今必要ないから、生活が苦しいから解約する…」という訳では決してありません。
万が一のときに十分な保険金が受け取れないなんてことがあっては大変です。
加入している保険の保障内容と現在の自身の生活を照らし合わせて適切な内容に見直していきましょう。
生命保険の見直し
・保障内容の見直し:保障内容が自分のライフスタイルに合っているか
たとえば、子どもが独立し、子どもの教育費や結婚費用などの負担が減った場合、保障額を見直すことができます。
・保険料の見直し :保険料が自分の予算に合っているか
収入が変化した場合や、保険料が支払いにくくなった場合は、保険料を見直すことも可能です。
また、保険商品の見直しや、新しい保険商品に乗り換えることで、保険料の節約もできます。
・保険期間の見直し:保険期間が自分のライフステージに合っているか
たとえば、子供が独立してからは、必要な保障が減るため、保険期間を短くすることができます。
逆に、介護が必要となる高齢期には、保険期間を長くすることが必要です。
・保険商品の見直し:必要な保障内容の商品であるか
保険商品には、終身保険、定期保険、年金保険などがあります。
自分のライフスタイルに合わせ、保険料を抑えながら必要な保障を確保できる商品を選ぶことが大切です。掛け捨て型の保険の活用もひとつの節約につながります。
・保険会社の比較検討
保険商品の内容や保険料は保険会社によって異なります。
インターネット上の保険比較サイトを利用するなどして
複数の保険会社を比較検討し、自分に合った保険会社を選びましょう。
・保険加入時の健康状態の見直し
健康状態が改善した場合、保険料の割引や保障内容の拡大を受けられることがあります。
健康診断などを受け、健康状態を確認し、保険会社に相談しましょう。
自動車保険(損害保険)の見直し
自動車保険の加入方法には 代理店型 と 通販型(ダイレクト型) の2種類があります。
通販型自動車保険は広告費や代理店手数料がかからないため、保険料が安く抑えられるという特徴があります。
通販型のメリット
・代理店型よりも保険料が安い
・インターネットからいつでも手続きができる
ただし、保険の内容や細かい注意事項については、自分で選択する必要があります。
また事故にあって保険金を請求する際にも、自分で保険会社に連絡・手続きをしなければいけません。
保険会社によってはドライバーの年齢に応じて割引や保険料の優遇制度を設けている場合や
加入者の年齢によって、保険の適用範囲や保険金額が変わることもありますので比較してみるといいでしょう。
通信費の見直し
スマホの通信費
※外出先でよく通話機能を使う方の場合は、大手キャリアの定額通話プランを契約した方が安い場合があります。
同じように、自宅のWi-Fiなどインターネット回線の契約についても見直してみましょう。
公共料金の見直し
家計の節約ときいて思いうかぶものの代表的なひとつ "光熱費"
こちらの記事では光熱費の節約についてまとめています。
番外編:サブスクリプションサービスの見直し
便利なサブスクリプションサービスも増え、利用している方も多いのではないでしょうか。
この料金も固定費となって家計の支出に含まれてきます。
いまご自分がいくつのサービスに登録しているか把握していますか?
初めの月額料金が無料であったり、他のサービスとの併用で割引が受けられたりするから、という理由で登録したものはないでしょうか?
解約を忘れていた、実際の生活ではほとんど使っていないものがあるかもしれません。
通信費と共に、利用中のサブスクリプションサービスも見直して不必要なものは解約しましょう。